サンボマスター -- 音楽の子供はみな歌う

(sony / 2008)

サンボマスター、4thアルバム。
僕は「そのぬくもりに用がある」のビデオをスカパー!(たしか当時はまだ viewsic という名前だったと思う、現M-ON!) で見て知り、その後 1st アルバムやオナニーマシーンとのスプリットアルバムなどを買い、ずっぱまり状態になりました。いやーもう、さんざん聴きまくったし、さんざん人に勧めまくったなあ。J-将軍などでもかけまくったなあ。

その頃のサンボマスターは「モテないいじけたダメな俺」 みたいな感じをストレートにぶつけていて、それがすごく好きだったのです。でも徐々に、曲の感じも歌詞の感じも変わってきましたよね。初期は完全にスリーピースの音だったけれど最近はホーンやオルガンなどが入ってきているし、明るい雰囲気の曲も増えました。歌詞も「モテない俺」からはだいぶ離れ、若者の代弁者みたいな印象も受けるようになっています。
正直言うと、初期の方が断然自分好み。

でもまあ、それって、彼らの状況の変化から考えると至極まっとうなのかなあ、とも感じますね。あれだけ売れて、支持を受けて、それでも「ダメな俺」路線っていうのは彼らにしては不自然なのでしょう。いや、それを芸風にしてずっと続けることもできたはずですが、彼らはたぶん自分たちの状況を正直に、ストレートに表現して、こんな希望を感じられる音楽になっているのだと思います。思いました。そりゃあ、あんだけ状況が変われば出てくるものも変わってくるのが自然だわなあ。

まあなんせ、ライブに行ってくるぜ。2月に神戸のスタークラブ。観てくるぜ。

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